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「コンテンツと記憶」に向けて その2

その2です。続きました。さて、テレビでは森高千里が歌っていて、時間の経過を感じますね。ある意味で感じさせない面と感じさせる面と、というのは特に本文と関係ありません。

http://www.contentshistory.org/2012/11/12/1254/

話はオバサンになっているかどうかではなく、今度の本学会の大会です。15日(土)・16日(日)に開催されますので、ご参加を希望される方はぜひ事前登録をお願いします。懇親会もあります。気分は忘年会です。たぶん。

さて、コンテンツのアーカイブです。大会の「コンテンツと記憶」というテーマの一役を担うのがアーカイブの話です。前回のブログでも書きましたが、「俺が死んだらコレクションはどうなる問題」は実は歴史ある問題といいますか、コンテンツに限らなければ、江戸時代から収集家はたくさん存在したわけです。江戸時代においては物産会やら何やらで収集家が物を持ち寄って見せ合うことが多く行われ、長い目で見れば、離散し、と続いてきています。もちろん、そのような歴史的な流れの中で、様々な価値観が醸造されてきたというのも確かです(表智之「〈歴史〉の読出し/〈歴史〉の受肉化」『江戸の思想』7号、1997年)。しかし、近代化の流れの中で「好古」と呼ばれていた活動が、次第に収集や見せ合うだけではなく、展示・研究へと変化していきます(鈴木廣之『好古家たちの19世紀 幕末明治における《物》のアルケオロジー』吉川弘文館、2003年)

学問の近代化の中で、収集・展示も色々と淘汰されていくわけですが、こぼれ落ちていたような気がするのが、マンガやアニメ、ゲームなどのコンテンツではないでしょうか。と思ったのは、実は会長や私やらで少しだけ漫画の整理をしたことがありまして、普遍化されたメタデータ取得の方法では、「漫画」は「漫画」でしかないわけですが、漫画しか整理しない場合はそこからの細分化が必要になっていきます。そこで細かくやっていけばいくほど、デジタル化をしても、他のアーカイブとの連携からはどんどんと遠ざかっていく…というジレンマがありました(玉井建也・吉田正高「大井第一小学校寄贈漫画および児童文学資料について」『社会情報研究資料センターニュース』第21号、2011年)。今は頭のいい人が改善しているかもしれませんし、最先端の実地の取り組みを聞きたい!というのが、今回、裏方として活動する我々の底流にあります。

そこで2日目のシンポジウムは漫画に関して、既に開館している「米沢嘉博記念図書館」や、将来的に開館を目指している「東京国際マンガ図書館」の取り組みについて森川嘉一郎さんにご登壇いただき、お話いただきます。アニメに関しては一般社団法人日本動画協会で活動をされている増田弘道さんにご登壇いただき、動画協会のデータベースWGなどでの調査活動についてお話いただけると思います。ゲームに関しては日本デジタルゲーム学会の理事として活動されている遠藤雅伸さん、そしてご自身のコレクションをゲームミュージアムとして公開されているゲームアイドル杏野はるなさんにご登壇いただき、それぞれの取り組みについてお話いただけるはずです。と私は思っておりますが、実際のシンポジウムは違う話かもしれません。2日目の取りまとめ役は吉田会長ですので。

ザ・シングルス(通常盤)

好古家たちの19世紀―幕末明治における“物”のアルケオロジー (シリーズ・近代美術のゆくえ)

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