【訃報】 コンテンツ文化史学会会長 吉田 正高 逝去のお知らせ

当学会 会長 吉田 正高が、2018年3月31日、心筋梗塞のため、逝去いたしました。
ここに生前のご厚誼に深く感謝し、謹んでお知らせ申し上げます。
葬儀告別式は下記のとおり執り行われますことをお知らせします。

1.葬儀及び告別式日時    2018年4月8日(日)14時から

2.葬儀(告別式)場所    セレモニーホール霞城 山形県山形市清住町3丁目4−34

3.喪主                             こさささこ様(奥様)

以上

 

吉田 正高(よしだ まさたか) 略歴

生年月日:1969年12月10日(享年48歳)
東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。
2009年まで東京大学大学院情報学環コンテンツ創造科学産学連携教育プログラム特任講師。
2009年コンテンツ文化史学会会長。現在は、山形県の東北芸術工科大学にて教授として、
日本史とコンテンツ文化史を教えていた。

 

著書:「二次元美少女論 オタクの女神創造史」二見書房、2004

論文:「コンテンツ文化の発展にみるコミックマーケットの意義」 2『AIDE新聞』コミケカタログ74出張版、2008 ・ 1『AIDE新聞』コミケカタログ73出張版、2007
「金剛院所蔵資料の整理・保存」早稲田大学水稲文化研究所編『海のクロスロード対馬-21世紀COEプログラム研究集成-』雄山閣、2007
「近世江戸における流行神と伝説 江戸を駆けめぐる噂話とマスメディアの影響力」『国文学解釈と鑑賞』70-10号、2005

登壇:「日本発文化創造:同人文化を中心に」他1 コミケットスペシャル6
「アドベンチャーゲームの復権」CEDEC2007

出演:「オタク捜索 2次元ポリス」山形放送
「MAG・ネット」NHK

コンテンツ文化史学会2017年度大会「これからのコンテンツ文化史研究の方法(論)を考える」シンポジウム発表概論

2017年3月17日(土)に開催されますコンテンツ文化史学会2017年度大会のシンポジウム発表の概要になります。当日のタイムスケジュールなどはこちらをご確認ください。

 

吉田正高(東北芸術工科大学)

「コンテンツ文化史とは何ぞや―娯楽と教養の関係から―」

東京大学で実施されていたコンテンツ教育の実験的なプログラムにおける自主講義の名称として産声をあげた「コンテンツ文化史」という単語は、戦後の日本におけるコンテンツの歴史を特定の分野に偏らず総合的・包括的に考察するという目的を内包していたが、その柔軟さ故に、ある種の「マジックワード」と化す危険性を常にはらんでいる。本報告では、生誕10周年の節目のいま、「コンテンツ文化史」という単語の捉え直しを行い、あわせて、コンテンツ文化の享受/消費における「娯楽」と「教養」の変遷と現状を、報告者の教育現場における実体験を織り交ぜながら考えてみたい。

 

岡本健(奈良県立大学)・John Hathway(嵯峨美術大学)

「コンテンツ研究(教育)の創造的側面―芸大・美大や観光・地域関連学部でコンテンツをどう扱うか」

本発表では、コンテンツを研究、教育する際に必要とされる「創造的な側面」に焦点を当てる。発表者の岡本健は、観光・地域関連学部でメディア・コンテンツ論を教えている。一方のJohn Hathwayは、芸大・美大でコンテンツについて教鞭をとっている。コンテンツ研究、コンテンツ教育が、それぞれの場において何を要請され、研究、教育がどのようになされる必要があるのか、実践例を示しながら論じる。

 

山中智省(目白大学)

「「ライトノベル史」をめぐる冒険―その現状と課題―」

現在、我々がよく知る「ライトノベル」には複数の定義が存在しており、その形成・確立過程の捉え方もまた、論者によって実に様々である。加えて、「ライトノベル」の歴史を辿る上で重要な資料・証言等の整備、それらへのアクセス方法、ならびに研究手法の検討自体も、やはり論者個々の取り組みに委ねられている部分が多く、すでに一定の成果を上げつつあるとはいえ、まだまだ模索の段階にあると言えるだろう。こうした状況を踏まえ、本発表では、拙著『ライトノベル史入門 『ドラゴンマガジン』創刊物語』(勉誠出版)といった実践例をもとに、「ライトノベル史」研究の現状と課題について論じていく。

コンテンツ文化史学会2017年度大会「これからのコンテンツ文化史研究の方法(論)を考える」のお知らせ(参加登録開始)

コンテンツ文化史学会では来る2018年3月17日(土)に、2017年度大会「これからのコンテンツ文化史研究の方法(論)を考える」を開催いたします。ぜひとも参加登録サイトからご登録ください。

【3月3日追記】
当日のシンポジウム発表タイトルおよび概要を追記しました。こちらのページをご覧ください。また発表順番も入れ替えております。

【概要】

○大会テーマ

これからのコンテンツ文化史研究の方法(論)を考える

○共催

多摩大学情報社会学研究所

○開催日

2018年3月17日(土)

○場所

多摩大学品川キャンパス

○参加費

非会員:1000円(学生・院生は無料)
会員:無料

〇懇親会費

学生・院生:3500円
学生以外:5000円

○参加申込フォーム

イベント参加登録

○タイムスケジュール

総合司会:柳原伸洋 シンポジウム司会:堀内淳一

09:30 開場
10:00~10:40 個人研究発表1
発表者:中村肇(東京大学大学院)
タイトル:現代コンテンツの基層を流れる想像力のパースペクティヴ
――<物語自体のデータベース>という観点から方法論的視座を探る

10:40~11:20 個人研究発表2
発表者:中川譲(日本映画大学・多摩大学情報社会学研究所)
タイトル:コンテンツにまつわる研究・教育の類型を考える
―新聞学と情報学の成立とその分類を参考に―

11:30~12:10 総会
12:10~13:00 昼休憩

13:00~13:40 個人研究発表3
発表者:太田碧(法政大学大学院)
タイトル:オタクは三次元より二次元の顔が好き?
―キャラクター顔評価におけるオタク・非オタクの影響―

13:40~14:15 休憩・会場準備

14:15~17:20 シンポジウム「これからのコンテンツ文化史研究の方法(論)を考える」

14:15~14:35 書評報告・問題提起
―14:15~14:25 書評報告10分:『それぞれのファン研究:I am a fan』(風塵社)
高艸賢(東京大学大学院)

―14:25~14:35 問題提起10分:「入門書を横断的に評する―ドイツとの比較も踏まえ―」
柳原伸洋(東京女子大学)

14:35~15:15 シンポジスト発表1
―「コンテンツ文化史とは何ぞや―娯楽と教養の関係から―」
吉田正高(東北芸術工科大学)

15:15~15:45 シンポジスト発表2
―「コンテンツ研究(教育)の創造的側面―芸大・美大や観光・地域関連学部でコンテンツをどう扱うか」
岡本健(奈良県立大学)・John Hathway(嵯峨美術大学)

15:45~16:15 シンポジスト発表3
―「「ライトノベル史」をめぐる冒険―その現状と課題―」
山中智省(目白大学)

16:15~16:30 休憩
16:30~17:20 質疑応答

○2017年度コンテンツ文化史学会大会実行委員会

委員長:中川譲(日本映画大学・多摩大学情報社会学研究所)
顧問:出口弘(東京工業大学)
委員:飯田幸次郎(デザイナー)
委員:板垣貴幸(IGDA日本)
委員:井上明人(立命館大学)
委員:大橋正司(デザイナー)
委員:岡本健(奈良県立大学)
委員:小野憲史(ゲームジャーナリスト)
委員:樺島榮一郎(青山学院大学)
委員:こさささこ(クリエーター)
委員:小山友介(芝浦工業大学)
委員:佐藤寿昭(東京大学大学院学際情報学府博士後期課程)
委員:高橋勝輝(編集屋)
委員:玉井建也(東北芸術工科大学)
委員:戸田千速(東京大学大学院教育学研究科博士課程)
委員:中村晋吾(早稲田大学高等学院非常勤講師)
委員:七邊信重(一般財団法人マルチメディア振興センター)
委員:藤原正仁(専修大学)
委員:堀内淳一(皇學館大學)
委員:柳原伸洋(東京女子大学)
委員:山口晶子(東京成徳大学)
委員:山中智省(目白大学)
委員:吉田正高(東北芸術工科大学)

2017年度コンテンツ文化史学会大会発表募集のお知らせ

コンテンツ文化史学会では来る2018年3月17日(土)に、2017年度大会「これからのコンテンツ文化史研究の方法(論)を考える」を開催いたします。今回は自由論題のみの募集となります。みなさまからのご応募をお待ちしています。

【概要】

○大会テーマ

これからのコンテンツ文化史研究の方法(論)を考える

○開催日

2018年3月17日(土)

○場所

多摩大学品川キャンパス

○研究発表の種類と時間

・今回の研究発表は自由論題のみ(口頭発表)になります。
・発表時間は2種類とも質疑応答を含めて30分といたします。
・発表申込は1人につき1種類、1報告のみです。
・なお自由論題において大会テーマとは別のテーマ立てによる企画セッションとしての申込も可能です。一つのセッションの司会者・発表者をまとめた上で代表者が応募してください。

○発表申込方法

・発表申込は本学会会員に限ります。連名で申し込む場合は第一発表者が会員である必要があります。
・報告を希望される方は、所属機関・氏名・報告論題・発表原稿(2000字以上)を2018年1月31日(水)必着でウェブサイトの投稿フォームよりお送りください。
※投稿フォーム: http://www.contentshistory.org/journal/contribution_form/
・採否は、2月初頭にご連絡いたします。
・なお投稿される発表原稿は本学会の執筆要綱に準拠いたします。執筆要綱を守られていない場合は受け付けないのでご注意ください。
・採択された原稿は、当日配布の予稿集に掲載いたします。
・学会誌『コンテンツ文化史研究』では、大会特集コーナーを組み、大会で発表された論文の投稿を受け付ける予定です。

○2017年度コンテンツ文化史学会大会実行委員会

委員長:中川譲(日本映画大学)
顧問:出口弘(東京工業大学)
委員:飯田幸次郎(デザイナー)
委員:板垣貴幸(IGDA日本)
委員:井上明人(立命館大学)
委員:大橋正司(デザイナー)
委員:岡本健(奈良県立大学)
委員:小野憲史(ゲームジャーナリスト)
委員:樺島榮一郎(青山学院大学)
委員:こさささこ(クリエーター)
委員:小山友介(芝浦工業大学)
委員:佐藤寿昭(東京大学大学院学際情報学府博士後期課程)
委員:高橋勝輝(編集屋)
委員:玉井建也(東北芸術工科大学)
委員:戸田千速(東京大学大学院教育学研究科博士課程)
委員:中村晋吾(早稲田大学高等学院非常勤講師)
委員:七邊信重(一般財団法人マルチメディア振興センター)
委員:藤原正仁(専修大学)
委員:堀内淳一(皇學館大學)
委員:柳原伸洋(東京女子大学)
委員:山口晶子(東京成徳大学)
委員:山中智省(目白大学)
委員:吉田正高(東北芸術工科大学)

○共催

多摩大学情報社会学研究所

コンテンツ文化史学会・定例研究会(10月18日(水)@東京女子大)の御報告

10月18日(水)にコンテンツ文化史学会・定例研究会が開催されました。本会では、ビブリオバトル形式でコンテンツ文化史に関わる入門書・研究書が紹介され、それをもとに議論を行いました。少人数の会でしたが、議論は、諸研究の基礎からコンテンツ文化史との関わりについてまで広範にわたり、充実していました。

ビブリオバトル形式でしたので、1位の書籍を報告いたします。

  • 大橋崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』笠間書院、2014年(報告者:山中智省氏)

今後とも定期的に小研究会を開催していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【告知】コンテンツ文化史学会・定例研究会(10月18日(水)@東京女子大)のお知らせ+報告者募集

本研究会を開催者である柳原が運営委員を務めるコンテンツ文化史学会では、コンテンツ文化史研究の研究基盤を構築するための定例研究会を小規模ながら継続的に開催していくことになりました。以下、10月18日(水)の企画です。主に会員向けに発信された情報ですが、会員・非会員の制限は設けておりませんので、ご関心のある方はご連絡くださいませ。とくに院生の方々のご報告・ご参加をお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。

【10月16日追記】開催場所および紹介本を追記しました。

■書籍紹介企画「コンテンツ文化史研究に関わる書籍のビブリオバトル(1)」(報告者募集)

■開催趣旨:

昨今、コンテンツ文化史研究と関わる入門書や概説書が多数出版されている。そこで、これらの見取り図を描き、今後の研究および大会開催等にも活かすために、ビブリオバトル形式による入門書の紹介会を開催したいと思います。なお、入門書以外の書籍の紹介も問題ありません。また会員の方を主たる対象としていますが、学部生・大学院生をはじめ、どなたでも参加・報告可能です。ふるって御参加いただければと思います。なお、会場の都合で、事前の参加表明(報告・聴講)を yanagihara0701[at]gmail.com までお願いいたします。加えて、報告を希望される方は書籍名もお願いいたします。

■日時:2017年10月18日(水) 18:30~
■場所:東京女子大学(0号館0102 ※正門入って正面の建物の1階左奥)
今回の研究会担当:柳原伸洋(東京女子大学)

■予定:

18:30~20:00 ビブリオバトル形式による書籍の紹介
・一人5分間で本を紹介する.
・各発表の後に参加者全員でディスカッションを2~3分行う.

↓現時点の紹介予定本(報告者を引き続き募集中です)
小山友介『日本デジタルゲーム産業史: ファミコン以前からスマホゲームまで』人文書院、2016年。
北田暁大・解体研『社会にとって趣味とは何か:文化社会学の方法規準』河出書房新社、2017年。
大橋崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』笠間書院、2014年。

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■紹介書籍候補の一例(以下の書籍以外でも可ですし、入門書・概説書以外でも可です)
小山昌宏・須川亜紀子『アニメ研究入門―アニメを究める9つのツボ』現代書館、2014年(増補改訂版)。
山田奨治『マンガ・アニメで論文・レポートを書く:「好き」を学問にする方法』ミネルヴァ書房、2017年。
津堅信之『新版 アニメーション学入門』平凡社、2017年。
小山昌宏・玉川博章・小池隆太『マンガ研究13講』水声社、2016年。
コンテンツツーリズム学会『コンテンツツーリズム入門』古今書院、2014年。
岡本健『コンテンツツーリズム研究』福村出版、2015年。
井上俊編『全訂新版 現代文化を学ぶ人のために』世界思想社、2014年。
一柳廣孝・久米依子ほか『ライトノベル・スタディーズ』青弓社、2013年。
イェスパー・ユール『ハーフリアル ―虚実のあいだのビデオゲーム』(松永伸司訳)ニューゲームズオーダー、2016年。
東浩紀ほか『コンテンツの思想―マンガ・アニメ・ライトノベル』青土社、2007年。
石岡良治『視覚文化「超」講義』フィルムアート社、2014年。
塚田修一ほか『アイドル論の教科書』青弓社、2016年。

コンテンツ文化史学会2016年大会「コンテンツ・地域・教育」のお知らせ(参加登録開始)

コンテンツ文化史学会では来る2016年12月3日(土)・4日(日)に2016年度大会「コンテンツ・地域・教育」を開催いたします。今回はコンテンツツーリズム研究学会と共催となります。

参加登録サイトは後日、公開いたしますので、少しお待ちください。

【11月17日更新】参加登録を開始いたしました。懇親会とエクスカーションの申し込みは11月23日(水)までにお願いします。

【概要】

○大会テーマ

コンテンツ・地域・教育

○開催日

2016年12月3日(土)・4日(日)

○場所

奈良県立大学地域交流棟2階中研修室(受付:地域交流棟1階ロビー)
奈良市船橋町10、TEL:0742-93-5296 / FAX:0742-22-4991
http://www.narapu.ac.jp/equip.html

○参加費

会員:無料
コンテンツツーリズム研究学会会員:無料(予稿集は500円で販売)
非会員:1000円
懇親会費:8000円

○参加申込フォーム

http://www.contentshistory.org/event_entry/
懇親会・エクスカーションの申し込みは11月23日(水)までにお願いいたします。

○タイムスケジュール

○12月3日(土)

9:00~ 開場

9:20~9:30[開会挨拶]実行委員長 吉田 正高(東北芸術工科大学 教授)

[個人研究発表(コンテンツツーリズム研究学会)]

9:30~10:00  個人研究発表1
発表者 鑓水 考太(北海道大学 大学院生)

10:00~10:30  個人研究発表2
発表者 加畑 貴規(加畑総合研究所 代表)

10:30~11:00  個人研究発表3
発表者 西堀 俊明(近畿大学 非常勤講師)

11:00~12:00  発表ディスカッション
パネラー 鑓水 考太、加畑 貴規、西堀 俊明
コ-ディネータ:増本 貴士(奈良県立大学 特任准教授)

12:00~13:00[昼 食(中研修室、地域交流棟1階小研修室)
※大学学生食堂等は休店です。JRや近鉄の駅付近にあるコンビニで昼食をご準備下さい。

[個人研究発表(コンテンツ文化史学会)]

13:00~13:30  個人研究発表1
テーマ ゲームタイトルの中国語訳における特徴と課題
発表者 梁 宇熹(立命館大学大学院)

13:30~14:00  個人研究発表2
テーマ 石川をぷよぷよで染める会の二十年
-変わりゆくぷよぷよ 変わらぬIPS-
発表者 横えび(石川をぷよぷよで染める会)

[合同シンポジウム「コンテンツ・地域・教育」]

14:00~15:00  基調講演
講演者 コンテンツツーリズム研究学会 会長  清家 彰敏氏

15:10~16:10  特別講演
講演者 合同会社アトリエアクア 代表     古田 明宏 氏

16:20~17:20  総合討議
討論者 清家 彰敏、古田 明宏、増本 貴士(奈良県立大学)、吉田 正高(東北芸術工科大学)

18:30~20:30
[懇親会(ホテル リガーレ春日野 畝傍の間)]
懇親会場は「ホテル リガーレ春日野 畝傍の間」で、18:30までに現地集合願います。なお、20:00に近鉄奈良駅経由JR奈良駅行きのホテル送迎バスがホテル玄関より発車します。

○12月4日(日)

[個人研究発表(コンテンツ文化史学会)]

10:00~10:30  個人研究発表3
テーマ 「イラストレーション」と「イラスト」のあいだ
-アートとサブカルチャーを結ぶ一九六〇年代からゼロ年代の動向-
発表者 春原 史寛(群馬大学教育学部准教授)

10:30~11:00  個人研究発表4
テーマ キャラクターが切り取る日本の風景
-地域発のコンテンツを支える土台となる技術・技巧へのパースペクティブ-
発表者 中川 譲(日本映画大学准教授)

11:00~11:30  個人研究発表5
テーマ アニメヒロインを分類する
-アニメ放送年代別の印象の検討-
発表者 太田 碧(法政大学大学院博士後期課程)

11:30~12:00  個人研究発表6
テーマ 「恋声」の研究
-中国における日本声優とその声の受容をめぐる考察-
発表者 湯 天軼(大阪大学大学院文学研究科博士後期課程・日本学術振興会特別研究員)

[昼 食(中研修室、地域交流棟1階小研修室)]12:00~13:00
※大学学生食堂等は休店です。JRや近鉄の駅付近にあるコンビニで昼食をご準備下さい。

13:30~14:30
[エクスカーション(奈良ホテル)](希望者のみ完全予約限定)
13:00~13:30
タクシー移動(奈良県立大学から奈良ホテルまでタクシーに乗り合って移動)
13:30~14:30
奈良ホテルにて、ホテルスタッフによるホテル内聖地巡礼のご案内・ご説明
(奈良ホテルは、奈良を舞台としたアニメ『境界の彼方』で、名瀬家のモデルとなりました。現在でも、ファンの方々が宿泊され、交流を深めています)

○2016年度コンテンツ文化史学会大会実行委員会

実行委員長:吉田正高(東北芸術工科大学)
顧問:出口弘(東京工業大学)
委員:飯田幸次郎(デザイナー)
委員:板垣貴幸(IGDA日本)
委員:井上明人(立命館大学)
委員:大橋正司(デザイナー)
委員:岡本健(奈良県立大学)
委員:小野憲史(ゲームジャーナリスト)
委員:樺島榮一郎(青山学院大学)
委員:こさささこ(クリエーター)
委員:小山友介(芝浦工業大学)
委員:佐藤寿昭(東京大学大学院学際情報学府博士後期課程)
委員:高橋勝輝(編集屋)
委員:玉井建也(東北芸術工科大学)
委員:中川譲(日本映画大学)
委員:中村晋吾(早稲田大学高等学院非常勤講師)
委員:七邊信重(一般財団法人マルチメディア振興センター)
委員:藤原正仁(専修大学)
委員:堀内淳一(皇學館大學)
委員:柳原伸洋(東海大学)
委員:山口晶子(聖マリアンナ医科大学)
委員:山中智省(目白大学)

○共催

コンテンツツーリズム研究学会

コンテンツ文化史学会2016年度大会「コンテンツ・地域・教育」発表募集のお知らせ

コンテンツ文化史学会では来る2016年12月3日(土)・4日(日)に2016年度大会「コンテンツ・地域・教育」を開催いたします。テーマ論題だけではなく、自由論題発表の募集をお待ちしております。今回はコンテンツツーリズム研究学会と共催となります。

【概要】

○大会テーマ

コンテンツ・地域・教育

○開催日

2016年12月3日(土)・4日(日)

○場所

奈良県立大学地域交流棟
http://www.narapu.ac.jp/equip.html

○研究発表の種類と時間

・研究発表は以下の2種類があります。両方ともに口頭発表になります。

  • テーマ発表
  • 自由論題発表

・テーマ発表は大会テーマ「コンテンツ・地域・教育」に関連する発表になります。
・自由論題発表は大会テーマ以外でコンテンツ文化史に関連する研究発表になります。
・発表時間は2種類とも質疑応答を含めて30分といたします。
・発表申込は1人につき1種類、1報告のみです。
・なお自由論題において大会テーマとは別のテーマ立てによる企画セッションとしての申込も可能です。一つのセッションの司会者・発表者をまとめた上で代表者が応募してください。

○発表申込方法

・発表申込は本学会会員に限ります。連名で申し込む場合は第一発表者が会員である必要があります。
・報告を希望される方は、所属機関・氏名・報告論題・発表原稿(2000字以上)を2016年9月30日(金)必着でウェブサイトの投稿フォームよりお送りください。
※投稿フォーム: http://www.contentshistory.org/journal/contribution_form/
・採否は、10月中旬にご連絡いたします。
・なお投稿される発表原稿は本学会の執筆要綱に準拠いたします。執筆要綱を守られていない場合は受け付けないのでご注意ください。
・採択された原稿は、当日配布の予稿集に掲載いたします。
・学会誌『コンテンツ文化史研究』では、大会特集コーナーを組み、大会で発表された論文の投稿を受け付ける予定です。

○2016年度コンテンツ文化史学会大会実行委員会

実行委員長:吉田正高(東北芸術工科大学)
顧問:出口弘(東京工業大学)
委員:飯田幸次郎(デザイナー)
委員:板垣貴幸(IGDA日本)
委員:井上明人(立命館大学)
委員:大橋正司(デザイナー)
委員:岡本健(奈良県立大学)
委員:小野憲史(ゲームジャーナリスト)
委員:樺島榮一郎(青山学院大学)
委員:こさささこ(クリエーター)
委員:小山友介(芝浦工業大学)
委員:佐藤寿昭(東京大学大学院学際情報学府博士後期課程)
委員:高橋勝輝(編集屋)
委員:玉井建也(東北芸術工科大学)
委員:中川譲(日本映画大学)
委員:中村晋吾(早稲田大学高等学院非常勤講師)
委員:七邊信重(一般財団法人マルチメディア振興センター)
委員:藤原正仁(専修大学)
委員:堀内淳一(皇學館大學)
委員:柳原伸洋(東海大学)
委員:山口晶子(聖マリアンナ医科大学)
委員:山中智省(目白大学)

○共催

コンテンツツーリズム研究学会

「NHK番組アーカイブス学術利用トライアル」2016年度第4回募集(9月23日締切)のお知らせ

NHK番組アーカイブス学術利用トライアル事務局様より情報をいただきました。こちらの件に関するお問合せは本学会ではなく、下記のサイトよりお願いいたします。

★「NHK番組アーカイブス学術利用トライアル」 2016年度第4回募集 (9月23日締切)

NHKでは、NHKアーカイブスの保存番組を研究用に利用していただくトライアルへの参加研究者を募集しています。公募で採択された研究者は、東京ではNHK放送博物館、大阪ではNHK大阪放送局の専用閲覧室で、ご希望の番組を研究用に閲覧することが出来ます。

○第4回閲覧期間    2016年12月~2017年2月 (1組 20日間まで利用可)
○募集対象者   大学または公的研究所に所属する研究者、大学院生
○募集期間     2016年7月~9月 (23日締切)
○募集研究数   放送博物館 6件、大阪放送局 3件

応募要項等詳しくは、以下のホームページをご覧ください。

http://www.nhk.or.jp/archives/academic/

コンテンツ文化史学会2015年度大会「ゲームで学ぶ、ゲームで遊ぶ」に向けて(その2)

2年間のブランク期間にあったことで学会として一番大きいこととしては、もはや専属イラストレーター的なポジションに位置しているこさささこさんが倒れられたことでしょう。単にイラストレーターとしてではなく、実は組版も担当されていたので本学会の編集機能はすべてがストップしたのでした。私が暇であったのならば、まだ何とかできたでしょうが、そのときは新しい職場で仕事をしているだけで精いっぱいで、ただ時間と物事が過ぎていくだけでした。こさささこさんは数か月もの間、意識を失われていたので、大変心配をしておりましたが、こうやって学会のポスターがあがってくるだけで感激の一言に尽きます。

さてそのような2015年度大会ですが、2日目には企画シンポとして「コミケットの未来・同人ソフトの未来2016」がまずは行われます。これは昨年の3月に行われたコミケットスペシャル6で行われた「コミケットの未来・同人ソフトの未来」の続編的な位置づけになります。あのとき、私も喋っていましたが、とにかく時間が足りなかったことを覚えています。一人三分で発表ですからね。ムスカですか。今回はもう少し時間はあると思いますが、ふたを開けてみないとわかりません。内容としては板垣貴幸さんのコーディネートで、同人誌や同人ソフトに関して歴史的な側面(玉井)、経済学的な側面から小山友介さん、同人ソフト・パソコンの点からおにたまさん、インディーズやVRソフトから江崎望さん、そして吉田会長と戸崎茂雄さんからコメントをいただくという流れになる予定です。

そして午後はシンポジウム「大学におけるコンテンツ教育の展開と未来」です。初日がゲームクリエーターが教育機関で教える場合というかたちでしたが、2日目は教育現場にいる人たちの観点からお届けするかたちになります。まずは今回のシンポジウムの趣旨説明および海外のコンテンツ教育の状況を戸田千速さん、産業界から期待することや実践例などを恩田講さん((株)バンダイナムコスタジオ)、デジタルハリウッド大学での実践例を高橋光輝さん、東北芸術工科大学の事例を吉田正高会長が話す予定です。

そのほかにも一般発表もありますので、ぜひお越しください。初日には懇親会もありますよ。お待ちしております。このページをご覧いただき、参加登録をお願いします。