コンテンツ文化史学会・定例研究会(10月18日(水)@東京女子大)の御報告

10月18日(水)にコンテンツ文化史学会・定例研究会が開催されました。本会では、ビブリオバトル形式でコンテンツ文化史に関わる入門書・研究書が紹介され、それをもとに議論を行いました。少人数の会でしたが、議論は、諸研究の基礎からコンテンツ文化史との関わりについてまで広範にわたり、充実していました。

ビブリオバトル形式でしたので、1位の書籍を報告いたします。

  • 大橋崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』笠間書院、2014年(報告者:山中智省氏)

今後とも定期的に小研究会を開催していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【告知】コンテンツ文化史学会・定例研究会(10月18日(水)@東京女子大)のお知らせ+報告者募集

本研究会を開催者である柳原が運営委員を務めるコンテンツ文化史学会では、コンテンツ文化史研究の研究基盤を構築するための定例研究会を小規模ながら継続的に開催していくことになりました。以下、10月18日(水)の企画です。主に会員向けに発信された情報ですが、会員・非会員の制限は設けておりませんので、ご関心のある方はご連絡くださいませ。とくに院生の方々のご報告・ご参加をお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。

【10月16日追記】開催場所および紹介本を追記しました。

■書籍紹介企画「コンテンツ文化史研究に関わる書籍のビブリオバトル(1)」(報告者募集)

■開催趣旨:

昨今、コンテンツ文化史研究と関わる入門書や概説書が多数出版されている。そこで、これらの見取り図を描き、今後の研究および大会開催等にも活かすために、ビブリオバトル形式による入門書の紹介会を開催したいと思います。なお、入門書以外の書籍の紹介も問題ありません。また会員の方を主たる対象としていますが、学部生・大学院生をはじめ、どなたでも参加・報告可能です。ふるって御参加いただければと思います。なお、会場の都合で、事前の参加表明(報告・聴講)を yanagihara0701[at]gmail.com までお願いいたします。加えて、報告を希望される方は書籍名もお願いいたします。

■日時:2017年10月18日(水) 18:30~
■場所:東京女子大学(0号館0102 ※正門入って正面の建物の1階左奥)
今回の研究会担当:柳原伸洋(東京女子大学)

■予定:

18:30~20:00 ビブリオバトル形式による書籍の紹介
・一人5分間で本を紹介する.
・各発表の後に参加者全員でディスカッションを2~3分行う.

↓現時点の紹介予定本(報告者を引き続き募集中です)
小山友介『日本デジタルゲーム産業史: ファミコン以前からスマホゲームまで』人文書院、2016年。
北田暁大・解体研『社会にとって趣味とは何か:文化社会学の方法規準』河出書房新社、2017年。
大橋崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』笠間書院、2014年。

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■紹介書籍候補の一例(以下の書籍以外でも可ですし、入門書・概説書以外でも可です)
小山昌宏・須川亜紀子『アニメ研究入門―アニメを究める9つのツボ』現代書館、2014年(増補改訂版)。
山田奨治『マンガ・アニメで論文・レポートを書く:「好き」を学問にする方法』ミネルヴァ書房、2017年。
津堅信之『新版 アニメーション学入門』平凡社、2017年。
小山昌宏・玉川博章・小池隆太『マンガ研究13講』水声社、2016年。
コンテンツツーリズム学会『コンテンツツーリズム入門』古今書院、2014年。
岡本健『コンテンツツーリズム研究』福村出版、2015年。
井上俊編『全訂新版 現代文化を学ぶ人のために』世界思想社、2014年。
一柳廣孝・久米依子ほか『ライトノベル・スタディーズ』青弓社、2013年。
イェスパー・ユール『ハーフリアル ―虚実のあいだのビデオゲーム』(松永伸司訳)ニューゲームズオーダー、2016年。
東浩紀ほか『コンテンツの思想―マンガ・アニメ・ライトノベル』青土社、2007年。
石岡良治『視覚文化「超」講義』フィルムアート社、2014年。
塚田修一ほか『アイドル論の教科書』青弓社、2016年。